メタルモール用クイック研磨セットを導入することで、モールスーパー付属の専用パッドで手磨きしたときと比較して、約30%の作業時間短縮を実現しました。プロモーション動画ではモールスーパー推奨値である20cmの範囲を手磨きと、本システムによるマシン磨きで作業に要する時間と研磨後の仕上がりを比較。作業時間は手磨きで約5分00秒、マシン磨きで約3分30秒という結果(約30%の時間短縮)が出ました。研磨後の仕上がりについては大差ありませんでした。しかし、手磨きでも5分でここまで仕上げてしまうモールスーパーの実力はあらためて凄いと思いました。
メタルモールに付着した曇りには大きく分けると2種類があり、1つ目は曇りの膜が柔らかく除去が容易なケース、2つ目は曇りの膜が硬く除去が困難なケースがあります。プロモーション動画に使用したメタルモールは1つ目の曇りの膜が柔らかく除去が容易なものに当てはまりましたので、手磨きでも比較的短時間で除去できました。それでも30%の作業時間短縮を実現。ただし、ここでは20cmの範囲だけを手磨きしたテストで、実際に実車のメタルモールを磨く場合にはこの作業を何度も繰り返すことになりますから、手磨きの場合は徐々に疲れてきて作業スピードが落ち、実際にはもっと大きな差が出ると思います。また上述のにある「曇りの膜が硬く除去が困難なケース」ではその差が顕著に現れます。曇りの膜が硬い場合には20cmの曇り除去に手磨きでおよそ約10分かかるところを、本システムを使用して約5分で仕上げることができます。